温泉名・施設名:真人温泉 えこじの湯
場所:新潟県小千谷市真人町甲129-3
[地図]訪問日:2012.11.10(土)、2004.01.04(日)
泉質:単純温泉
日帰り入浴料金:500円 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆
前項から続く(
ブログ参照)。
前項の「
ふれあいメゾン」と目と鼻の先にある、真人温泉「えこじの湯」。
えこじの湯は、一般人にはマイナーな日帰り温泉施設だと思われるが、他にはない独特な雰囲気があり、全国の温泉マニアの中ではかなり知られた温泉である。
ちなみに、"えこじ"とは意固地(いこじ)と同意で、かたくなに意地を張ることを言う。どうやら、この地区の人と確執があり、意固地になって温泉を始めたことに由来するらしい。
まず「ミヤマサンゴ茸」の看板が目に入る。
ミヤマサンゴ茸とは、ご主人が研究しているという幻のきのこである。

「あなたの心のパートナー きのこ採り きのこのはなし 健康のはなし」の看板も立っている。
その内容に偽りは無く、中に入ると、まず茶の間に招かれ、お茶やお菓子頂きながら、きのこの話を中心にいろいろな話を聞くことができる。
浴室は1つしかなく、貸切で利用できる。後客がいる場合は、ブザーが鳴ったら上がるシステム。
この日、約9年振りに訪問してみた。
いろんな物が置かれている玄関。きのこのイラストが目に付く。

玄関で声を掛けたら、奥さんが出てきたが、今日は湯を沸かしていないとのこと。
これから沸かすと時間が掛かるとのことで、約9年振りの入浴は諦めた。残念…。
電話で予約しておいた方が安全かもしれない。
2004年1月4日に訪問した時のことを紹介する。
たたずまいは、昔の方が怪しい雰囲気がある(笑)。「きのこ食処」の看板が特に味わいがある。

手作り感漂う浴室。事実、ご主人の手作りである。
湯が冷めないように半分ふたがしてあったが、貸切風呂と考えれば広い。
湯は無色透明無味無臭で、あまり特徴はない。

2012年11月の付近の道路脇の看板郡。難しい熟語が並ぶ。

2004年1月の上記と同じ場所の看板郡。シメジ?(手前) ミヤマサンゴ茸?(奥)
今も昔も大変個性のある手作り看板である(笑)。

とにかくアットホームな温泉である。心の隙間を埋めたい時にどうぞ(笑)。
幻のミヤマサンゴ茸を使った料理もいつか食べてみたいものである。
2013.10.06追記
2013年8月に女将さんが亡くなり、翌9月にご主人も亡くなったそうです。
超個性的なえこじの湯も閉館となりました。去年訪問時に入浴できなかったのが残念です。
2013年7月には、向かいの「ふれあいメゾン」も閉館しており、真人地域の温泉が無くなりました。
何だか寂しい限りです。
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