温泉名・施設名:鷹羽鉱泉
場所:新潟県上越市牧区宇津俣2232
[地図]訪問日:2012.06.30(土)
泉質:単純硫黄冷鉱泉
日帰り入浴料金:500円 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆☆
前項から続く(
ブログ参照)。
上越湯巡り7湯目は、「鷹羽鉱泉」。
鷹羽鉱泉は上越市牧区の標高550mの山深い場所にある日帰り温泉施設で、この名は怪我をした鷹が羽を休めて鉱泉に浸かって治療していたという伝説に由来する。
ご主人によれば、明治時代の頃からこの場所で営業を始め、ご主人で3代目だという。天然温泉(冷鉱泉)を天然ガスで沸かし、飲料水は湧き水を使用している。鉱泉の湧出量は豊富で、24000リットル/日にも上る。
例年、6月1日(頃)~11月15日(頃)の間営業する。しかし、今年(2012)のように雪が多かった年はオープンが大分遅くなるようで、今年は1ヶ月遅れの7月1日にオープンした(訪問日は6月30日だったが、この日はプレオープン的な感じだったらしい)。
入浴のみは500円、休憩込みで600円。軽食やアルコールも提供している。珍しいところでは、鯉料理(あらい、こく、うま煮)も提供している。
前項の「
深山荘」からさらに山奥へ、この道で合っているのか不安になりながらしばらく進むと、新潟県内屈指の秘湯「鷹羽鉱泉」が現れる。

内風呂。一つの浴槽を中央で仕切っている。かなり小さく、3人入るのはキツい感じ。
湯は灰色に濁り、たまご味、渋味がし、硫化水素臭がする。油膜が少し見られる。

休憩所。2部屋ある。

この日は露天風呂はまだオープンしていなかったが、例年、男女別で用意されている。
露天風呂からの眺めは遮るものが何もなく、まさに絶景である。晴れた日は、日本海や佐渡も見えるらしい。

鉱泉が溜められている大きなタンク。6千リットル入るらしい(山側にもう一つタンクがあり、それは1万リットル入る)。
この時点で天然ガスで加温されているため温かいが、浴槽ではないので入ってはいけない。

タンクの湯は、少し青みがかって見えた。白かったり、黒かったり、日によって変わるらしい。
長年憧れていた鷹羽鉱泉に入浴できて、大変満足である。露天風呂に入れなかったのは残念であったが、また次回のお楽しみということで。
なお、場所柄、虫が多い。ご主人と立ち話をしている時に、ブヨに5~6箇所刺されて、2週間以上かゆみが引かなかった(涙)。
2016.02.09追記
2014年(10月末)の営業終了をもって、経営者が変わったようだ。新聞等では廃業となっているが、それは正確な情報ではないらしい。
2015年は修繕等で営業できなかったようで、2016年の営業再開を目指しているとのこと。
オープン情報は
公式ブログを参照のこと。
記事が、面白かった、ためになったと感じたら、
↓拍手をお願いします(参考&励みになります)。