温泉名・施設名:油田鉱泉 幹の湯
場所:新潟県刈羽郡刈羽村油田
[地図]訪問日:2003.11.21(土)
泉質:単純硫黄冷鉱泉
日帰り入浴料金:寸志 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆
まず初めに、どうやらここは既に閉鎖しているらしい。
油田(あぶらでん)鉱泉は江戸時代に石油採掘の際に発見されたという。
平成4年(1992年)に地域の若者の集まり「幹の会」の手によって入浴施設「幹の湯」が作られた。土日のみ開かれ、地元民だけでなく、万人に開放していた。
しかし、建物の老朽化や燃料代等の経費がかさみ、平成18年(2006年)末に閉鎖された。平成19年(2007年)の中越沖地震の際に、一時的に復活し、開放された模様。

大きなタンクがあり、「油田鉱泉」と書かれている。

入ると休憩所があり、そこを通って脱衣場へ行く。浴室、浴槽は大小2つある。私の入ったのは大きい方だった。
素朴な浴槽で、ぬるめの湯が張られていた。湯は無色透明無味無臭であまり特徴はなかった。
風呂から上がり休憩所へ行くと、今ほどまで賑やかに談笑していた地元のご年配の会話がピタッと止まった。部外者が来たぞ的な雰囲気が漂う(汗)。
財布から小銭を出して志箱に入れようと思ってポケットをまさぐったが、何と財布がないではないか!どうやら車に忘れて来たらしい。
車まで財布を取りに戻ろうとして、休憩所を出たところで、ご年配に一斉に「お金!」と突っ込まれてしまった(苦笑)。
確かにこれは私が悪い。事情を説明し、財布を取りに戻った。いやぁ、恥ずかしい思いをしたもんだ。
地域密着型の何だか温かい感じのする温泉だっただけに、無くなってしまったのは何とも寂しい限り。
源泉は生きていると思われるので、いつの日かまた復活して欲しいものだ。
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