温泉名・施設名:別府温泉 別府地獄めぐり
場所:大分県別府市御幸559-1
[地図]訪問日:2006.10.29(日)
泉質:酸性-ナトリウム-塩化物泉?
日帰り入浴料金:入場料400円 (足湯無料)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆
別府観光の定番コースとも言える「
別府地獄めぐり」を2回に渡って紹介する。
別府市の鉄輪・亀川地区は、千年以上前から噴気・熱湯・熱泥などが噴出しており、近寄ることもできなかったことから、地獄と呼ばれていたという。「別府地獄めぐり」は、この地で湧出する特徴のある源泉を○○地獄と称し、8つの地獄を一つの観光名所化したものである。
別府地獄めぐりでは、地獄組合に加盟した、
海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄 、
鬼山地獄、白池地獄 、
血の池地獄、龍巻地獄の8つの地獄を巡ることができる。
この内、海地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄は、2009年7月に別府の地獄として国の名勝に指定された。
地獄を見学するには、それぞれに入場料(400円)が必要であるが、全ての地獄を見学できる共通観覧券(2000円)もある。
高温である各地獄は、基本見学用であり入浴はできないが、海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、血の池地獄には足湯があり、入場者は無料で利用できる。かまど地獄を除き、これらの足湯は別府八湯温泉道(
ブログ参照)の登録施設にもなっている模様。
この日、海地獄、龍巻地獄、血の池地獄を見学したので順に紹介する。初回は海地獄を紹介する。
6つの地獄が集中する鉄輪地区の湯けむりのある風景。別府を代表する景観である。

海地獄は、涼しそうなコバルトブルーの池であり、その様が海に見えることから、海地獄と呼ばれる。
約1300年前に鶴見岳の爆発によってできたという。

何とも言えない神秘的な色である。このような色の温泉は全国的にも珍しいようだ。
涼しそうな色をしているが、温度は98度もある。もちろん地獄内は立入禁止。入ったらあの世行きだ。

海地獄にはこの源泉を使用した足湯があり、無料で利用できる。海地獄の源泉を冷ましてから投入しており、源泉100%だという。
湯はコバルトブルーではなかったが、少し濁っていた。温度は適温だった。

海地獄には大鬼蓮が生えている池がある。海地獄の源泉を流しているため、池は温かく、熱帯性の蓮が育つという。
毎年お盆の頃に、体重約20kg以下の小学校低学年を対象に、大鬼蓮乗り体験のイベントを開催している。

次項では、龍巻地獄、血の池地獄の地獄めぐりを紹介する。
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