温泉名・施設名:道後温泉 道後温泉本館、椿の湯
場所:愛媛県松山市道後湯之町5-6
[地図]、道後湯之町19-22
[地図]訪問日:2005.10.15(土)
泉質:アルカリ性単純温泉
日帰り入浴料金:本館400円~ (タオル有無は料金によって変わる)、椿の湯360円(タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆☆
前項(
ブログ参照)から続く。
道後温泉のシンボル「
道後温泉本館」と「椿の湯」を紹介する。
道後温泉本館は、道後温泉街の中心に位置し、明治27年に建てられた純和風の日帰り温泉施設(共同浴場)である。
温泉街は近代化され、周囲には高いビルのホテルが立ち並ぶが、この一角だけタイムスリップしたような風景である。本館は1994年に国の重要文化財として指定された。
通常の浴槽の他に、又新殿と呼ばれる皇室専用の湯殿もあり、昭和天皇は昭和25年に入浴されているという。有料(250円)ではあるが観覧できる。
屋上にある振鷺閣の太鼓が、朝・昼・夕方に鳴り響く(かつては1時間毎に打ち鳴らされていた)。この刻太鼓の音は環境庁の「残したい日本の音風景100選」に選定されているという。
この風格のある建物は宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルになったとも言われる。

料金体系は少々複雑で、訪問時ちょっと戸惑った。
料金によって、接待があったり、タオル・浴衣が付いたりする。安い方から順に紹介する。
・神の湯 階下 400円
休憩所はなく、純粋に道後の湯を楽しむため人向け。利用時間は1時間。
浴槽は「神の湯」。なお、神の湯は、男湯は2箇所に浴槽があるが、女湯は1箇所しかない(増設する話もある模様)。
・神の湯 二階席 800円
浴衣が付き、神の湯二階席専用の休憩所で、接待(お茶、お菓子)が付く。利用時間は1時間。
浴槽は「神の湯」。神の湯 階下と共通である。
・霊の湯 二階席 1200円
貸タオル、石鹸、浴衣が付き、霊の湯二階席専用の休憩所で、接待(お茶、お菓子)が付く。また、前述の又新殿を無料で観覧できる。利用時間は1時間。
浴槽は「霊の湯」。霊の湯は、男女別に1箇所ずつある。神の湯よりは小さいが空いているらしい。
・霊の湯 三階個室 1500円
貸タオル、石鹸、浴衣が付き、三階の個室で、接待(お茶、お菓子)が付く。また、前述の又新殿を無料で観覧できる。利用時間は1時間20分と、他よりも少し長い。
浴槽は「霊の湯」。霊の湯 二階席と共通である。
私は一番安い、神の湯階下で道後の湯を満喫させてもらった。観光客が多すぎて、写真は撮れず。
湯釜から湯が供給され、掛け流されていた。無色透明無味無臭のやさしい湯である。塩素消毒はしているが、源泉掛け流しだという。
本館から徒歩2、3分のところに「椿の湯」がある。騙し絵風の壁画が面白い。
本館が観光客向けの共同浴場に対して、こちらは地元住民が訪れる共同浴場と言った感じ。

湯の感じは本館と同じ。こちらの方が広く、ゆったり入ることができる。
松山に観光に来たのなら、絶対に立ち寄りたいスポット。但し、行楽シーズンの休日は大変混み合うことが予想される。そんな時は椿の湯がお勧めである。
↓お得な宿泊プランのある「じゃらん」。(じゃらんの「道後温泉」のページを開きます)


記事が、面白かった、ためになったと感じたら、
↓拍手をお願いします(参考&励みになります)。