温泉名・施設名:加茂 美人の湯
場所:新潟県加茂市大字宮寄上13-1
[地図]訪問日:2009.11.07(土)
泉質:含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩泉
日帰り入浴料金:700円 (大小タオル付き) 夜間割引あり
勝手に5段階評価:☆☆☆☆
加茂市の市民福祉交流センター「
加茂 美人の湯」。
2002年11月にオープンした大型の日帰り温泉施設で、私が知る限り加茂市唯一の温泉施設である。
加茂市の福祉施設だけあって、館内で提供される食事は加茂料亭組合が作っており、また、加茂の特産品などを販売する売店もある。
17時以降はタオルセット付き500円となり、大変お得である。
オープン当初はかなりの人気施設で、大広間が混んでいて利用できずに廊下で休憩している人たちも多数いた。
後述の源泉トラブル以降は人気は落ち着いており、今回訪問時は秋晴れの土曜日だったにも関わらず、大広間・浴場の利用者はまばらだった。

成分総計27030mg/kgのかなり濃厚な源泉であるが、それゆえ揚湯管等にスケールが付着して、源泉を汲み上げることができなくなり、長い間、温泉ではなく沸かし湯での営業をしていた。
2009年5月から、地下約1200メートルで温泉を井戸水で薄めて汲み上げている(源泉を薄めることでスケールの付着を軽減している)。
源泉井戸のやぐら。

エントランスホールから見える「粟ヶ岳」。

ジャグジー風呂。

泡風呂。

広めの大浴場。大きな窓があり、明るく開放感がある。
湯は淡黄緑色微濁り、少々しょっぱく、わずかに独特な臭気を感じる。加水され薄まっているとは言え、なかなかの湯である。加水されていない源泉を味わってみたいものである。

打たせ湯。大浴場の天井から、2ヶ所湯が滴っている。

露天風呂。

曇りガラスの目隠しが若干邪魔だが、露天風呂からの眺めは悪くない。

広くて綺麗で設備も充実している。万人にお勧めできる温泉施設である。
幾度となくスケールで苦しめられた美人の湯。今後は安定した源泉供給ができることを切に願う。
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