温泉名・施設名:久米鉱泉
場所:新潟県柏崎市久米
[地図]訪問日:2009.04.17(金)
泉質:不明
日帰り入浴料金:見学無料
勝手に5段階評価:☆☆
前項から続く(
ブログ参照)。
柏崎の鉱泉探索3ヶ所目は「久米鉱泉」。温泉入浴施設はない。
この地では、江戸時代の頃から湯が湧き出していたという記録が残る。かつては温泉だった(水温が高かった)が、次第に水温は下がって行った。
昭和初期に、久米鉱泉を使った「湯先(ゆのさき)の湯」という湯屋があったが、太平洋戦争が拡大し、若者が村からなくなるにつれ、寂れていったという。
2007年7月の中越沖地震の被害による断水時、この鉱泉を汲んで自宅で風呂を沸かして入った人もいたという。
かつて湯先の湯があった場所。今はその面影は何も残っていない。

前項の豆焼鉱泉のように、何も収穫がないまま終わりかなと思っていたところに、村人(初老のおじさん)を発見。
この久米鉱泉のことを聞いてみた。
今も鉱泉は湧いていて、冬季は消雪用に使われているとのこと。
数年前に大掛かりな温泉掘削を試みた人がいたが、結局温泉は出なかった(冷泉しか出なかった)という。
おじさんに教えてもらった辺りに行くと、それらしき源泉を発見した。消雪用と思われる設備もあった。

水温は計らなかったが、ぬるかった(25度以上あれば立派な温泉ということになるのだが、ギリギリ足りないか)。
湯は無色透明、ほとんど無味でわずかに硫化水素臭を感じた。
がんばれば人一人入れそうだが、勝手に入ってはいけない。

歴史のある久米鉱泉を体感でき、大満足。次の鉱泉へ続く。
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