温泉名・施設名:地獄谷温泉 後楽館
場所:長野県下高井郡山ノ内町地獄谷温泉
[地図]訪問日:2008.10.11(土)
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
日帰り入浴料金:500円 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆
野生の猿が温泉に入りに来ることで有名な、地獄谷温泉「
後楽館」。
地獄谷温泉は志賀高原の手前の山中にある1軒宿の秘湯。日本秘湯を守る会会員の宿である。
宿へは直接車で行くことはできない。ルートは大きく分けて2つあり、一つは渋温泉街から山道を登り、地獄谷駐車場(有料)から徒歩10分程度のルート、もう一つは上林温泉の駐車場(無料)から徒歩30分程度のルートである。
但し、冬期は渋温泉からのルートは通行止めとなり、上林温泉からのルートでしか行くことが出来なくなる。
この辺りは野生の猿(ニホンザル)が多く住み、すぐ近くにある「
地獄谷野猿公苑」(
ブログ参照)では温泉に入る猿を見ることができる。この宿でも運が良ければ(悪ければ?)、猿と混浴できるという。
今回は渋温泉からのルートを選択した。まず、地獄谷駐車場で500円取られるとは思いもしなかった(苦笑)。

清流を横目に進むと、途中温泉が湧いてある場所があった。硫化水素臭が漂い、気分を盛り上げる。

後楽館の全景(後楽館から野猿公苑へ行く途中から撮影)。

後楽館の玄関。大きな看板犬が出迎えてくれる、というか寝てる…。

玄関は開いているのだが、何度呼んでも宿の人は出てこない(汗)。数分後にやっとご主人が出てきた。どうやら奥の部屋で清掃をしていたようで、私の声が聞こえなかったようだ。
今回は雑誌「自遊人」(
ブログ参照)の温泉パスポートを利用して、無料で入浴させてもらった。
浴槽の湯を入れ直しているため、まだ量が少ないと言われたが、無料で入浴させてもらうのだから、そんなことは全く気にしない。
まずは内風呂へ。湯は確かに半分程度しか入っていなかったが、十分に入浴できるレベルである。
源泉温度が高いため(62.2~75.6度)、源泉と水が同時に投入されている。湯は無色透明無味ながら、硫化水素臭がし、黒っぽい湯花が漂っていた。全てが木製の浴槽は温かみがある。

川に面した混浴露天風呂。ここが猿と混浴できる可能性のある露天風呂である。
この露天風呂は眺めはいいが、野猿公苑への道中からや、噴泉(下記参照)周辺から丸見えであるので、明るい時は、女性は言うまでもなく、男性の入浴もかなり勇気がいる…。

浴槽の湯を入れ直しているため、湯は半分以下だった。

後楽館から川を挟んだ対岸には「渋の地獄谷噴泉」がある。

高熱の蒸気がかなり上空まで吹き上げており、見応えがある。
この噴泉は1927年に国の天然記念物に指定された。

ここは温泉だけでなく、天然記念物の噴泉あり、野猿公苑(
ブログ参照)ありで、思いの外、楽しめた。
お勧めの観光スポットである。
↓お得な宿泊プランのある「じゃらん」。(じゃらんの「湯田中渋温泉郷」のページを開きます)


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