温泉名・施設名:角田山温泉 ヴィネスパ
場所:新潟県新潟市西浦区角田浜1661
[地図]訪問日:2009.05.30(土)
泉質:ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉(1号源泉)/アルカリ性単純温泉(2号源泉)
日帰り入浴料金:通常1000円、朝風呂500円、平日夜間600円 (全てタオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆☆
旧巻町、角田山の麓にある角田山温泉「
ヴィネスパ」。
2009年4月にオープンした日帰り・宿泊施設。館内は高級感が漂い、どちらかと言えば女性(特にセレブ)向けの温泉施設であるような印象を受けた。なお、ヴィネスパとは「ぶどうの湯」の意味らしい。
曰く、"静かな雰囲気を保つため"、小学校入学前の子供は入館できない。チャンスロスにもなり兼ねないが、なかなか思い切った決断をしたものである。また、タオルなし1000円という強気の値段は、自信の表れか(首都圏では当たり前?)。
しかし、朝6時から9時まで(朝風呂)は500円、平日17時から22時まで(平日割引)は600円であり、結構お得である。
なお、フロントに言えば再入館ができる(朝風呂の人も+500円で可)。
初めに掘削した1号源泉は湯量が少なかったため(毎分66L)、別な場所に掘削し直し、湯量豊富の2号源泉を得た(毎分418L)。成分は微妙に異なり、どちらの源泉も使用されている。
ヴィネスパはワイナリー「
カーブドッチ」に隣接する。狭い砂利道を通らないとここまで来れない。

入り口を入ると、正面に整備された中庭が見える。

ラウンジ。2階は談話室(休憩室のようなところ)。

ドリンクバーと雑貨店、奥はヘアサロン。2階は女性専用フロアで、リラクゼーションルームと仮眠室がある。
別料金でアロマ岩盤浴もあるが、これも女性専用。

浴室へ入るとまずは掛け湯がある。これは温泉ではない。

内風呂は大浴槽が一つ。一部に檜の枕が設置してある。内風呂は2号源泉を使用している。
2号源泉はわずかに黄白濁しており、ほとんど無味無臭であるが、湯口付近は天然ガスのようなアブラ臭がする。肌はつるつるする。
2号源泉はグリーン系の色をしていることから「ひすいの湯」と名付けたそうだが、グリーンかどうかは微妙なところだ(しかも、温泉分析表では淡黄色となってるし…)。

露天風呂は大小2ヶ所ある。外は浴槽だけではなく、カーデニングされた花壇、植木、芝生などが余裕を持って配置してあり、それだけに大変開放感がある。
大きい方の露天風呂は、内風呂と同じ2号源泉を使用している。かなり広い露天風呂で、半分だけ屋根がある。

露天風呂からは角田山の雄姿がよく見える。

屋根のない部分の半分は浅くなっており、寝湯のようにして入ると丁度よい。

小さい方は1号源泉を使用している。1号源泉はわずかに白濁しており、ほとんど無味で、わずかに臭いがあるがうまく表現できない。こちらも肌はつるつる。

1号源泉は乳白色からブルー系に色が変わることから「るりの湯」と名付けられたとのこと。
ブルーになった湯をぜひとも見てみたいものだ。

サウナの前の露天水風呂。小さいながらも、オシャレな造りである。

隣接するカーブドッチでは結婚式もできる。
この日もウェディングパーティーがこれから行われようとしていた。

ワイナリーだけに、周りはぶどう畑が広がる。

ここに来るまでは、タオルなし1000円は高いと思っていたが、入浴後は1000円でもさほど高くないかもとちょっと感じてしまった。それだけ十分な満足感を得ることができた。
しかしまあ、1000円だと気軽には来れないので、安い早朝(
ブログ参照)や平日夜間を狙ってぜひまた来たいものだ。
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