温泉名・施設名:六日町温泉 かわら崎 湯元館
場所:新潟県南魚沼市六日町272
[地図]訪問日:2009.06.19(金)
泉質:単純温泉
日帰り入浴料金:日帰り入浴不可
勝手に5段階評価:☆☆☆☆☆
この日は六日町温泉の湯巡り(宿泊&立ち寄り湯)をしたので、順に紹介する。
六日町は2009年NHK大河ドラマ「天地人」の舞台にもなっており、どこへ言っても天地人や直江兼続の文字が目に入った。
六日町温泉湯巡りの1湯目は、六日町温泉「
かわら崎 湯元館」。
湯元館と言うだけあって、自家源泉(六日町温泉14号井)を持ち、全ての浴槽が完全なる源泉掛け流しで、飲泉もできる。別館の旅籠庵を除き、本館の10室全ての客室が露天風呂付き客室である。
露天風呂付き客室と聞くと、一般的な客室と比べ料金が高くて高級なイメージがあるが、ここは1人15000円(Bタイプ平日2人)くらいと、お手頃な料金で宿泊できる。なお、現在は日帰り入浴は受け付けていない。
門をくぐれば、レトロなアイテムが満載で、まるで昭和30年~40年頃にタイムスリップしたような感覚になる。古き良き昭和の香りが漂い、ノスタルジックな気分に浸れるのもこの宿の特徴と言えるだろう。
こじんまりとした宿ではあるが、見所が満載で紹介したいことがたくさんあるので、前後編2回に渡って紹介する。
前編は温泉を除く、建物、館内の様子を中心に紹介する。
周りを塀に囲まれており、外からだとここが温泉宿のようには見えない。
塀の中の敷地内に入るとまず出迎えてくれるのが、この門。ここ湯元館は
日本温泉遺産を守る会から、温泉遺産として認定されており、同会の初代代表を務めた、今は亡き温泉ジャーナリスト野口悦男氏による題字が書かれている。

玄関周りには、古民具やホーロー看板、最近あまり見かけなくなってきた円柱のポストなどが並び、レトロ好きの私はこの時点で既に大興奮(笑)。

玄関脇では源泉がちょろちょろ出ており、柄杓で飲泉もできる。

この源泉が流れて、小さな川になっているのだが、何とこの川には小さな魚が泳いでいるのだ。
ご主人の話では、グッピーなどの熱帯魚らしく、源泉の温かい湯を利用して飼育、自然繁殖されているという。六日町温泉の適度な温度と柔らかい湯だからこそできるアイデアである。

縁側があり、障子戸の前に座れば、絶好の記念写真ポイントだ。
なお、画像右手に見える木はしだれ桜であり、春先、この縁側からの桜の眺めは最高だという(ご主人談)。

館内にもレトロアイテムがたくさんある。フロント近くには、ジュークボックスや古い家電などが置いてある。

囲炉裏のある談話室。炭に火が起こしてあり、自由に餅やマシュマロを焼いて食べることができる。
壁には古い映画のポスターが所狭しと張られていた。

男はつらいよ純情編で実際に使われていたトランクの一つが展示してあった。銀座そごうの屋上で落札したものだという。

地元の漫画家によって描かれた館内図。この辺りの方言でコメントが書かれており、読むだけで楽しくなってくる。

思い出横丁と名付けられた通路。ここは個人的に最も楽しかった場所で、大変気に入った。
画像の奥から、書店、食堂、駄菓子屋と並ぶ。昔の街並みを再現しているだけで、当然営業はしていないが、駄菓子屋に関しては駄菓子やアイスが自由に食べられる(食べられる分だけ客室に持って行くシステム)。
わたあめ製造機もあり、自分で作ることができる(無料)。おもちゃ、ビールのみ有料で、料金箱にお金を入れる。


商店街の通路を挟んで反対側には保温機があり、肉まんやここの温泉で作った温泉たまご(茹でたまご?)も無料で頂くことができる。
さらに、冷やしキュウリ、トマトも置いてあり、こちらも無料だ。吊るしてあるニンニクや敷かれてる植物はダミーである。
ついつい食べ過ぎて、夕食の前にお腹いっぱいにならないように気を付けたい(笑)。

その他にも実際に体験できる射的コーナーや、温泉で作ったコーヒーが置いてあるスペースもあった。
これ以外にも紹介したいことは多々あるが、あとは実際に宿泊して体験してもらうとして、後編は温泉、客室、料理を中心に紹介する。後編(
ブログ参照)へ続く。
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