温泉名・施設名:西方の湯温泉 西方の湯
場所:新潟県胎内市中村浜2-29
[地図]訪問日:2008.07.20(日)
泉質:ナトリウム-塩化物強塩泉
日帰り入浴料金:500円 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆☆
強烈な臭いでおなじみ(?)の西方の湯温泉「西方の湯」。
前項(
ブログ参照)では同温泉の臭いの弱い方の源泉を紹介したが、今回は臭いの強い方の源泉を紹介する。基本情報は前項を参照のこと。
静かに遠くを見つめる親鸞の巨像。
大きな駐車場だが、車はほとんど停まっていない。この駐車場脇の国道をたまに通るが、ここはいつもガラガラである。

ロビーはまるで骨董市のようになっており、値札の付けられた民芸品や置物などが無造作に置かれていた。中には数十万円の値札が付けられた仏像もあった…(汗)。

早速、浴室へ。この時点では、臭いの強い/弱い、どちらの源泉かは分かっていなかった。
脱衣場に入るや否や、温泉では嗅いだことのない異様な臭いが漂ってきた。間違いない、今日は臭いの強い方だ。
今日も空いていた。もっとも、混むようなことはほとんどないのであろうが。

前回(臭い弱めの源泉)とは湯の色が異なり、真っ黒に濁った湯である。まるで墨汁のよう。黒い湯花が大量に舞う。
そして、噂に聞いていた通り、凄まじい刺激臭である。アブラ臭、ヨード臭、アンモニア臭(便所臭)が強く、さらに、焦げたような臭い、硫化水素のような臭いも混じり、かなり複雑な臭いになっている。舐めるとかなりしょっぱい。また、肌はつるつるする。
まるで、くさや汁にでも入っているような気分である。
左側がぬるめの浴槽で、右側は水風呂であるが、なぜか黄ばんだ色の水である。入らない方が無難であろう(苦笑)。

露天風呂へ。そして一瞬、目を疑った。何だ、この湯の色は!
赤紫色というか、あずき色というか、こんな湯の色は見たことがない。まるで、ドラクエに出てくる"毒の沼地"のようだ(笑)。

露天風呂は2つあるのだが、今回も奥の露天風呂には湯が張られていなかった(雨水?が溜まっていた)。使用されることはないのかも知れない。

とにかく臭い。この温泉で髪を洗ったところ、4日間はこの臭いが取れなかった。
よくこの源泉を温泉に利用しようと思ったものだ。その勇気ある決断に拍手である。
怪しい雰囲気満々の施設であり、お世辞にも入りやすいとは言えないが、あまりの特徴ある湯に衝撃を受けること間違い無し!
未経験の人は、ぜひ一度は入浴してもらいたい温泉である。いろいろな意味でお勧め。
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