温泉名・施設名:二王子温泉 温泉公園 二王子スパーク
場所:新潟県新発田市虎丸438-1
[地図]訪問日:2008.07.20(日)
泉質:ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
日帰り入浴料金:500円 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆
この日は新発田市、胎内市の温泉を巡ったので順に紹介する。
1箇所目は、社会福祉法人「まんだらの里」にある、二王子温泉「
温泉公園 二王子スパーク」。
まんだらの里は、二王子温泉病院、ケアハウス「月輪館(がちりんかん)」、デイサービス「二王子温泉デイサービスセンター」、真言宗の寺院「龍王山天法輪教海寺」、温泉施設のある温泉公園「二王子スパーク」などからなる複合施設である。
二王子温泉は二王子スパークの他、二王子温泉病院、ケアハウスでも使用されている。
二王子温泉の歴史は古く、平安時代までさかのぼる。
公式HPによると、「付近を通りかかった山伏が妖怪に出会い、抜き打ちざまに斬りつけたところ、翌朝その場所から温泉が湧き出、袈裟懸けに斬られた大日如来が湯浴みされていたという。」とあり、以来「大日如来お授けの湯」として受け継がれてきたという。
温泉公園 二王子スパークの入り口。
この門で公園への入園料(入浴料)を支払う。温泉公園は、10月~3月の平日は休業する。

公園内は日本庭園になっており、綺麗に手入れされていた。茅葺屋根の建物もあった。

園内を進むと、食事処の「川蝉」がある。この中に温泉入浴施設がある。

浴槽は「阿弥陀乃湯」と「薬師乃湯」の2つあり、場所が離れているため、それぞれ脱衣場がある。
他に「不動乃湯」という浴槽があるようなのだが、この日は確認できなかった(今は使用されていない??)。
1つ目は、露天風呂「阿弥陀乃湯」。完全に屋根に覆われているので、半露天と言ったところか。
岩造りの浴槽で、湯は無色透明無味無臭で特徴はあまりない。
女湯との仕切りの壁に小さな窓があるが、女湯からしか開けられないユニークな造りである。

阿弥陀乃湯から外を望むと、美しい田園風景が広がっていた。

2つ目は、総ひのき風呂「薬師乃湯」。内風呂である。
こじんまりとした浴槽で、せいぜい3人入れるかどうか。源泉掛け流しで、飲泉もできる。
前述の阿弥陀乃湯とは湯の見た目が全く異なる。黄白濁し、茶色の湯花が漂う。これだけ見た目に特徴があるのに、ほとんど無味無臭。このギャップも面白い。肌はつるつるする。

各浴場には洗い場はなく、石鹸の使用も禁止されているのでご注意。
仏教系の温泉施設であり、同じく仏教系の「西方の湯」(
ブログ参照)には及ばぬものの、少々独特の雰囲気があり、門をくぐるのに若干の抵抗感があった。
しかし、温泉自体は悪くなく、混んでもいないので、純粋に温泉を楽しみたい人や温泉マニアにはお勧めである。
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