温泉名・施設名:牛ヶ鼻鉱泉(鼻毛の池温泉) ほたるの雫(前編)
場所:新潟県上越市大島区牛ヶ鼻
[地図]訪問日:2008.08.24(日)
泉質:不明
日帰り入浴料金:無料 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆
前項(
ブログ参照)から続く。
津南・十日町・上越湯巡り8湯目は、牛ヶ鼻鉱泉(鼻毛の池温泉)「ほたるの雫」。
まず、牛ヶ鼻鉱泉(鼻毛の池温泉)「ほたるの雫」と書いたが、正式名称は不明である。そもそも正式名称があるかどうかも分からない。名称についてはのちほど説明する。
牛ヶ鼻鉱泉(鼻毛の池温泉)は、十日町市(旧松之山町)から程近い上越市(旧大島村)に湧く鉱泉であるが、入浴施設はなく(バスタブのみあり)、冷たい源泉がただ垂れ流されているだけである。
今回ここを訪れるにあたり、事前に調査したのだが、私の持っている市販の地図には載っておらず、ネット上にも情報が少なかったので、おおよその見当を付けて近くまで行ってみた。
国道405号線を通って旧松之山町から旧大島村へ入り、県道229号線を北上する。
途中で、それらしきものを見つけたが、これは清水であった。「観音清水」と言い、雑味のない冷たい清水である。比較的最近作ったであろう立て看板によると、この通りは「蛍ロード」と呼ぶらしい。

さらに県道229号線を北上すると、道沿いにバスタブを発見。間違いない、これが探していた鉱泉である。予想していたよりも、あっさり見つけることができた。
立て看板には次のように書いてあった。
「ほたるの雫 鉱泉わく里 牛ヶ鼻 入ると美しく光る」
この鉱泉に入れば、ホタルが綺麗に光るように、肌がつるつるして、美しく光り輝くということであろうか。
なかなかユニークな表現である。

その裏には、古い立て看板もあり、次のように書いてあった。
「温泉いらんかエ 観音清水・鼻毛の池・温泉 うしがはな土曜会」
「鼻毛の池」とは、ここからすぐ近くにある池のことで、そこまでの道中に「鼻毛清水」という清水もあるらしい。
この鼻毛という大変ユニークな名前は、峠の名称「鼻毛峠」から来ている。江戸時代、この峠は馬の後ろ足で鼻を蹴られるほど急勾配だったことから「鼻蹴峠」と呼ばれていたが、なまって「鼻毛峠」になったという。

ここは「鼻毛の池温泉」と呼ばれることがあるが、個人的には、牛ヶ鼻に湧く鉱泉だから「牛ヶ鼻鉱泉」と呼ぶのが自然だと思う(ついでに、立て看板に「ほたるの雫」とあったので、それを施設名とさせてもらった)。
鼻毛の池温泉という名は、おそらく、この看板に「鼻毛の池・温泉」と書いてあるから、そう呼んだのだと思うが、これは牛ヶ鼻地区にある名所を順に並べただけで、決して温泉名ではないと思うのだが…。
ホースから鉱泉が垂れ流されており、鉱泉の流れたところは湯花で少々白くなっていた。飲泉してみると、ほとんど無味であるが硫化水素臭がした。

鉱泉なので結構冷たいが(16度)、せっかく訪れたのだから入浴したい…。
そして私は行動を起こす。次項へ続く。
記事が、面白かった、ためになったと感じたら、
↓拍手をお願いします(参考&励みになります)。