温泉名・施設名:惣滝の湯 野湯
場所:新潟県妙高市関山
[地図]訪問日:2010.10.02(土)
泉質:不明
日帰り入浴料金:無料 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆
前項(
ブログ参照)から続く。
「赤倉源湯」(
ブログ参照)と「称明滝の湯」(
ブログ参照)を満喫した私は、一旦燕温泉街まで下山し、次の目的地へと向かう。
妙高山温泉巡り4箇所目は、「惣滝の湯」の野湯。前後編2回に渡って紹介する。
前編では基本情報と惣滝付近までの道のり、後編では温泉自体を中心に紹介する。
燕温泉の横を流れる大田切川の上流には、日本の滝100選にも選ばれている「惣滝(そうたき)」がある。事前に調べる限り、その滝付近には源泉が自然湧出している場所が多数あるという。
現状どうなっているかは分からなかったが、とりあえず調査へと向かった。
なお、今回紹介する温泉は、燕温泉の無料の露天(野天)風呂「黄金の湯」(
ブログ参照)と「河原の湯」(
ブログ参照)(2010年現在閉鎖中→2011年8月復旧)のように管理された立派なものではない。
また、かつては惣滝までは遊歩道が整備されていたが、度重なる崩落により、現在は妙仙橋より先は立入禁止となっている。行くのならば、当然自己責任ということになる。
まずは燕温泉街から「河原の湯」方面への整備された遊歩道を進む。
入り口には「落石のため「河原の湯」は、現在利用できません」などの看板が立ち並ぶ。今回の目的地はそこではないので、特に気にしない。なお、この時点では、立ち入り禁止とはなっていない。

登山道の途中で、細い滝が見える。「そうめん滝」というらしい。

5分程進むと、吊り橋「妙仙橋」がある。橋を渡って左を行くと「河原の湯」(
ブログ参照)である。

橋を渡ってさらに真っ直ぐ進むと、立入禁止の看板が立つ。
これより先は、崩落のため遊歩道が塞がれており、一部まともな道が存在しないので、遭難の危険性すらある。また、断崖絶壁の細い遊歩道から滑落すれば、最悪の事態も考えられる。完全に自己責任の世界である。
(…と脅かしておく)
妙高山の登山道は左の沢を登るのだが(こちらは立入禁止ではない)、その道が惣滝へ続いているのかは未確認。

立入禁止から少し進むと、空中に燕温泉(?)の引湯管が張られているのが見える。途中で切れていて、湯が全て垂れ流されている…。

この辺りが崩落現場らしく、岩がごろごろ、草ボーボーで道がハッキリしなくなるが、湯の垂れ流しの左側を登った方が行きやすい。
崩落現場。落石注意。実は、この辺でどこに行けばよいのか分からなくなった…。
さらに上にも道が見えるが、惣滝へ行くのならば、引湯管を目印にして川の上流へ進む。

遊歩道が復活。ここを見つけられれば、あとは一本道である。

遊歩道から見える「権現滝(ごんげんだき)」。
遊歩道からは見えない滝壺へ真っ逆さまに落ちる様はなかなか迫力がある。

前述の崩落現場を過ぎてからの遊歩道では、岩盤の至るところから温泉が湧いており、硫化水素臭が漂う。
温泉とそこに生える藻で、遊歩道が大変滑りやすくなっているので慎重に。滑って渓谷に落ちれば、あの世行きだ。

遠くに惣滝が見える。間もなく目的地に到着である。
ラスト100メートルくらいは、道もだいぶ際どくなっている。どうやら、この辺りも土砂崩れがあったようである。
かつての手すりのポールも残っているが、鎖が無かったり、へし曲がっているものもあり、当てにはならない。

惣滝の古い看板を発見。やけに下目の目立たないところに設置してあった(土砂で道が埋もれた?)。
ここが、惣滝への遊歩道の終端である。

次項では、ここから源泉地までの道のりと温泉自体を紹介する。
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