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気ままに温泉巡り日記

超秘湯から有名温泉まで、気ままに紹介します。

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プロフィール

ねゐる

Author:ねゐる
・趣味は温泉巡り
(特に秘湯やB級温泉を好む)
・温泉巡り歴は21年目
(2002年~)
・現在の入湯数は約600湯
・主に新潟県の温泉地に出没


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惣滝の湯 野天風呂
温泉名・施設名:惣滝の湯 野天風呂
場所:新潟県妙高市関山 [地図]
訪問日:2010.10.02(土)
泉質:不明
日帰り入浴料金:無料 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆☆

前項(ブログ参照)から続く。

妙高山温泉巡り5箇所目にして最後の湯は、「惣滝の湯」の野天風呂。
前項では惣滝の野湯を紹介したが、実は立派な野天風呂も存在する。事情があり(後述)、詳しい場所の紹介は控える。もし行くとしても、当然自己責任で。

河原に立派な湯船を発見。やや危険な行程を経て、近くまで行ってみた。
soutaki_yaten_01.jpg
2人の男性が入浴中で、声を掛けたらびっくりされた。
この場所には、立派な野天風呂が2つ、温泉の流れる沢の湯溜まりの野湯1つ、さらに、1人用のバスタブのようなものもあった。

入浴中の男性曰く、ここの野天風呂はその人自身が手掘りで作ったらしく、休みの日になるとここに来て温泉を楽しんでいるという。雪の残る時にここを訪れ、この周辺だけ雪が溶けていることに気が付き、源泉を発見したという。
維持管理はその人が行っている。しかし、別に万人に楽しんでもらうためではなく、その人とその関係者のために維持管理しているようで、部外者の私は許可を得て入浴させてもらうような形になった(別にここがその人の土地というわけでもないのであろうが…)。
あまりここを知られたくないようだったので、詳しい場所の紹介は控える(あと、鎖場もあり、行程も少々危険なので)。

岩壁の淵にある、かなり立派な野天風呂。ここに入浴させてもらった。温度は40度でややぬるめ。
湯は白濁し、硫化水素臭、渋味のあるたまご味がする。ほとんど燕温泉と同じような湯である。
soutaki_yaten_02.jpg

源泉はこの岩壁自体で、岩からじゃぼじゃぼ供給されている。
目の前で自然湧出している源泉掛け流しの野天風呂。なかなか出会えない貴重な温泉である。
soutaki_yaten_05.jpg

ふと見上げると、今にも落ちてきそうな岩が沢山見える。入浴中に地震でも起きて崩れ落ちてきたら、あの世行き…(汗)。
soutaki_yaten_04.jpg
一つめの画像の野天風呂には入っていないが、別の岩壁に湧く温泉をホースで引き湯して温度調節しているという。少し熱めと言っていた。

温泉の流れる沢の湯溜まりの野湯。入浴してはいないが、1人用として十分に入浴できそうだ。
soutaki_yaten_03.jpg

立入禁止エリアの非公式(?)の野天風呂。素晴らしい温泉ではあるが、行程が大変危険なのでお勧めはしない。
危険な場所には絶対に立ち入らないように。(と、一応言っておく…)

これにて、妙高山温泉巡りは終了。だいぶ前から計画していた湯巡りが達成できて大満足である。しかし、久しぶりに山登りをしたので、くたくたである。
その後の何日間は、硫黄の成分が体に染み付いたのか、何をしていても硫化水素臭がする気がした(苦笑)。また、この日使用したタオルは、何度洗濯しても硫化水素臭が消えない…。

おまけ。
帰りに燕温泉「河原の湯」(ブログ参照)に立ち寄ってみた。2010年現在、崩落の危険性があることから、閉鎖中である。
脱衣小屋の左に見える岩は、崩れてきた岩であろうか。湯は溜められていないが、湯の供給(の一部)は止められていないようだった。
ここも大変素晴らしい温泉なので、早く復旧することを祈るばかりである。→ 2011年8月に復旧。
soutaki_yaten_07.jpg

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妙高市 / 2010.10.30 08:10 / TB[0] / CM[0]


惣滝の湯 野湯(後編)
温泉名・施設名:惣滝の湯 野湯
場所:新潟県妙高市関山 [地図]
訪問日:2010.10.02(土)
泉質:不明
日帰り入浴料金:無料 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆

前項(ブログ参照)の前編から続く。
後編では遊歩道終端から源泉地までの道のりと温泉自体を紹介する。

惣滝へ近付くには、ここで川の反対側へ行く必要があるのだが、ここが少々危険な箇所である。増水時はここで引き返すべし。
soutaki_yatou_12.jpg

川を渡ってから撮影。特に登り(帰り)で重宝する鎖も備え付けられている。
高さはさほど無いものの、川の流れは速く、油断は禁物である。
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日本の滝100選の「惣滝」が近付いてきた。落差は80メートルもあり、ものすごく迫力がある。
滝壺まで行こうとしたが、水しぶきが激しすぎて断念した。
soutaki_yatou_15.jpg

岩盤の下の方がえぐれている。川の水で削られたのであろうか。
soutaki_yatou_14.jpg

さらに上流へと進むと、前述のえぐれた岩盤の一部が白くなっているのに気が付いた。
soutaki_yatou_16.jpg
再び川を反対側へ渡り、そこへ近付いてみた。辺りは硫化水素臭が漂う。

予想通り、岩盤からは温泉が湧き出ていた。湯温を計ってみたら、奇跡の43度。
インターネットで調べる限り、先達(=温泉マニア)は、この場所に手掘りの湯船を作って入浴していたようである。今はその面影はなく、ただただ温泉が垂れ流されているだけである。
soutaki_yatou_17.jpg
湯船はないし、湯船を掘ろうにもスコップは持っていないし…(持っていても、掘るのにどれだけ時間がかかることやら)。でも、このまま帰るのも何だか後ろ髪引かれる…。じゃあ、直に浴びちゃえ!

と言うわけで、葛藤の末、直に浴びてみた(笑)。
岩盤から大量に湯が湧き出し、壁に寄りかかると打たせ湯みたく湯が背中に当たり気持ちがいい。しかし、上からは雨のように冷たい水が降ってきて、髪はびしょびしょ…。全体的には快適とは言いがたい(苦笑)。
soutaki_yatou_18.jpg
湯は微白濁し、たまご味、硫化水素臭がする。燕温泉に近い。

野湯から見える惣滝。野湯自体は微妙だったが、眺めは抜群である。
soutaki_yatou_19.jpg

完全にマニア向け(笑)。
わざわざ危険を冒してまで行くところでもないが、岩盤から湧き出す源泉が見れるという点では貴重かも知れない。

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妙高市 / 2010.10.27 08:10 / TB[0] / CM[1]


惣滝の湯 野湯(前編)
温泉名・施設名:惣滝の湯 野湯
場所:新潟県妙高市関山 [地図]
訪問日:2010.10.02(土)
泉質:不明
日帰り入浴料金:無料 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆

前項(ブログ参照)から続く。

「赤倉源湯」(ブログ参照)と「称明滝の湯」(ブログ参照)を満喫した私は、一旦燕温泉街まで下山し、次の目的地へと向かう。

妙高山温泉巡り4箇所目は、「惣滝の湯」の野湯。前後編2回に渡って紹介する。
前編では基本情報と惣滝付近までの道のり、後編では温泉自体を中心に紹介する。

燕温泉の横を流れる大田切川の上流には、日本の滝100選にも選ばれている「惣滝(そうたき)」がある。事前に調べる限り、その滝付近には源泉が自然湧出している場所が多数あるという。
現状どうなっているかは分からなかったが、とりあえず調査へと向かった。

なお、今回紹介する温泉は、燕温泉の無料の露天(野天)風呂「黄金の湯」(ブログ参照)と「河原の湯」(ブログ参照)(2010年現在閉鎖中→2011年8月復旧)のように管理された立派なものではない。
また、かつては惣滝までは遊歩道が整備されていたが、度重なる崩落により、現在は妙仙橋より先は立入禁止となっている。行くのならば、当然自己責任ということになる。

まずは燕温泉街から「河原の湯」方面への整備された遊歩道を進む。
入り口には「落石のため「河原の湯」は、現在利用できません」などの看板が立ち並ぶ。今回の目的地はそこではないので、特に気にしない。なお、この時点では、立ち入り禁止とはなっていない。
soutaki_yatou_01.jpg

登山道の途中で、細い滝が見える。「そうめん滝」というらしい。
soutaki_yatou_03.jpg

5分程進むと、吊り橋「妙仙橋」がある。橋を渡って左を行くと「河原の湯」(ブログ参照)である。
soutaki_yatou_02.jpg

橋を渡ってさらに真っ直ぐ進むと、立入禁止の看板が立つ。
これより先は、崩落のため遊歩道が塞がれており、一部まともな道が存在しないので、遭難の危険性すらある。また、断崖絶壁の細い遊歩道から滑落すれば、最悪の事態も考えられる。完全に自己責任の世界である。
(…と脅かしておく)

妙高山の登山道は左の沢を登るのだが(こちらは立入禁止ではない)、その道が惣滝へ続いているのかは未確認。
soutaki_yatou_05.jpg

立入禁止から少し進むと、空中に燕温泉(?)の引湯管が張られているのが見える。途中で切れていて、湯が全て垂れ流されている…。
soutaki_yatou_06.jpg
この辺りが崩落現場らしく、岩がごろごろ、草ボーボーで道がハッキリしなくなるが、湯の垂れ流しの左側を登った方が行きやすい。

崩落現場。落石注意。実は、この辺でどこに行けばよいのか分からなくなった…。
さらに上にも道が見えるが、惣滝へ行くのならば、引湯管を目印にして川の上流へ進む。
soutaki_yatou_07.jpg

遊歩道が復活。ここを見つけられれば、あとは一本道である。
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遊歩道から見える「権現滝(ごんげんだき)」。
遊歩道からは見えない滝壺へ真っ逆さまに落ちる様はなかなか迫力がある。
soutaki_yatou_04.jpg

前述の崩落現場を過ぎてからの遊歩道では、岩盤の至るところから温泉が湧いており、硫化水素臭が漂う。
温泉とそこに生える藻で、遊歩道が大変滑りやすくなっているので慎重に。滑って渓谷に落ちれば、あの世行きだ。
soutaki_yatou_09.jpg

遠くに惣滝が見える。間もなく目的地に到着である。
ラスト100メートルくらいは、道もだいぶ際どくなっている。どうやら、この辺りも土砂崩れがあったようである。
かつての手すりのポールも残っているが、鎖が無かったり、へし曲がっているものもあり、当てにはならない。
soutaki_yatou_10.jpg

惣滝の古い看板を発見。やけに下目の目立たないところに設置してあった(土砂で道が埋もれた?)。
ここが、惣滝への遊歩道の終端である。
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次項では、ここから源泉地までの道のりと温泉自体を紹介する。

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妙高市 / 2010.10.24 06:54 / TB[0] / CM[0]


称明滝の湯 滝壺の野湯
温泉名・施設名:称明滝の湯 滝壺の野湯
場所:新潟県妙高市関山 [地図]
訪問日:2010.10.02(土)
泉質:不明
日帰り入浴料金:無料 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆

前項(ブログ参照)から続く。

妙高山温泉巡り3箇所目は、称明滝の湯「滝壺の野湯」。
前項の野天風呂ができる以前、先達(=温泉マニア)は、称明滝の滝壺付近の源泉が自然湧出する場所に手作りの湯船を作り、入浴していたようである。現状どうなっているかは不明だったが、とりあえず滝壺へと向かうことにした。

称明滝の雄姿。落差は50メートルはあろうか、なかなか見応えのある滝である。
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足場は良くはないが、野天風呂からはすぐに称明滝の滝壺に着く。
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壁面からは源泉が染み出ており、白くなっている。滝を流れる水も白く、滝壺の水は白い。硫化水素臭も漂う。
もしや、滝壺自体が天然の野天風呂ではないのか!?
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水温を計ってみたら、16度しかなかった。ちなみにこの時の外気温は18度。
滝を流れる水量はそれ程でもないが、滝壺内の水しぶきは結構多い。
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少しためらったが、せっかくここまで来たのだから、いざ、入湯(入水)!
(当然ながら)ひぃ、冷てぇ~。さっさと上がった(笑)。もはやこれは、ちょっとした滝行である…。
syoumyoutaki_takitubo_04.jpg

近くに立派な野天風呂があるので、わざわざ入浴するまでもないだろうが、記念に(?)にどうぞ。

なお、この後すぐに野天風呂へ戻り、体を温め直した(笑)。

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妙高市 / 2010.10.21 08:15 / TB[0] / CM[0]


称明滝の湯 野天風呂
温泉名・施設名:称明滝の湯 野天風呂
場所:新潟県妙高市関山 [地図]
訪問日:2010.10.02(土)
泉質:不明
日帰り入浴料金:無料 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆☆

前項(ブログ参照)から続く。

妙高山温泉巡り2箇所目は、「称明滝の湯」の野天風呂。この日最も楽しみにしていた温泉である。
この野天風呂は赤倉温泉の作業員の手により(?)作られたもので、2007年頃には出来ていた模様。

妙高山の登山道沿いにあり、歩いてしか行くことができない。燕温泉入り口の駐車場から徒歩60分程度である。ここの手前の赤倉源湯までの道のりは、前々項(ブログ参照)を参照のこと。

赤倉源湯付近からは滝が2つ見える。
手前が「光明滝(こうみょうたき)」、奥が「称明滝(しょうみょうたき)」である。目指すは奥の称明滝である。
syoumyoutaki_takimi_01.jpg

登山道を登ること10分弱。称明滝が近くに見えてきた。
syoumyoutaki_takimi_03.jpg

登山道沿いの滝の水が流れる沢。この沢を見て、ちょっと違和感を感じた。そう、流れる水の色が白いのだ。
これは上流に湧く硫黄成分を含む源泉が流れ込んでいるためであろう。何だが神秘的な色である。
syoumyoutaki_takimi_02.jpg

沢を渡って反対の岸へ行き、滝へとしばらく進むと、ついに目の前に現れた。
これが「称明滝の湯」の野天風呂である(正式名称は不明)。
syoumyoutaki_takimi_04.jpg

上流側から見た野天風呂。
人工的に作られた岩造りの浴槽で結構広く、4人は入られるだろうか。自然と一体化したような野手溢れる素晴らしい野天風呂である。
syoumyoutaki_takimi_05.jpg
脱衣場のようなものはなく、登山道から丸見えであるが、登山道からは少し離れているので、それ程気にならない。

完全な源泉掛け流しで、湯船に注がれる源泉は約49度、湯船は約43度で適温である。
湯は強く白濁し、強い硫化水素臭、たまご味がする。さらに、渋味、微苦味、エグ味もある。白い湯花も大量に漂う。前項(ブログ参照)の赤倉源湯とは全く異なる源泉である。赤倉温泉よりも、燕温泉に似た温泉である。

豪快な称明滝を見ながら温泉に浸かれる。至福のひととき。
syoumyoutaki_takimi_07.jpg
しばらく独占できた。登山道を通る人は何人か見たが、ここへ来た人は、私の帰り際におじさん一人だけであった。おじさんは妙高山からの下山途中らしかったが、こんないい温泉があったんだと感動していた。

これ程素晴らしい滝見の野天風呂は、そうそう出会えないであろう。登山道を苦労して登ってくるだけの価値は十二分にある。気軽には行けないが、また訪れたい温泉である。

一息付いて、次はこの先の称明滝の滝壺へと向かう。次項へ続く(ブログ参照)。

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妙高市 / 2010.10.18 08:15 / TB[0] / CM[0]



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