温泉名・施設名:神戸クアハウス
場所:兵庫県神戸市中央区二宮町3-10-16
[地図]訪問日:2006.04.01(土)
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉、単純温泉
日帰り入浴料金:920円 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆
前項(
ブログ参照)から続く。
神戸の温泉巡り3湯目は「
神戸クアハウス」。宿泊利用した。
神戸クアハウスは24時間営業の温泉施設。泉質の異なる2本の自家源泉を持つ。1984年に温泉の掘削に成功。
公式HPなどの紹介には、源泉は重曹泉・硼酸泉とあり、共に療養泉であるという。温泉名、源泉名は不明。詳しい成分も不明であるが、施設内の掲示物などから推測するに、重曹泉はナトリウム-炭酸水素塩泉、硼酸泉はメタホウ酸を主成分とする単純温泉のようである。
ところで、硼(ホウ)酸泉という名称はあまり聞いたことがない。少なくとも温泉(療養泉)の泉質名には存在しない名称である。
ここは、いわゆるカプセルホテルも営業している。宿泊設備は4タイプあり、全て入浴料込み、ガウン・タオルセット付き。男女エリア別。
① 仮眠室(2300円)
② レギュラーカプセル(3800円)
③ 個室カプセル(4600円)
④ 和風ネットブース(2800円)
この日、②のレギュラーカプセルに泊まった。生まれて初めてのカプセルホテルである。前日の広島では仮眠室で寝たので、今日は少し贅沢をしてカプセルにしたのだ(えっ?全然贅沢じゃないって!?)。
④は訪問時はなかったのだが、ネット&コミックカフェのエリアで、宿泊以外の利用は、入浴料(920円)+ブース利用料(200円/時間)がかかる。

神戸ウォーター「布引の水」というミネラルウォーターの水汲み場。100円で2分間汲める(約18リットル)。建物の外にあるので、誰でも利用できる。
この水は、司馬遼太郎著の「街道をゆく」で「その昔、外国の船乗りたちは、赤道を越えても腐らず美味しさも変わらない"コウベ・ウォーター"を世界一の名水と喜んだ」と紹介されているという。

2つの源泉は別々の浴槽に供給されている。
重曹泉の浴槽。湯は白茶色に少々濁っており、無味だが大豆(?)のような臭いがした。白っぽい湯花が浮いていた(まさか、垢!?)。

硼酸泉の浴槽。湯は無色透明無味無臭で、温泉感は乏しい。

名水風呂。前述の布引の水を使用した水風呂。

ジャグジー&寝湯。下記画像のように寝湯には板が置いてあった。何に使うのかと思ったら、その上に腕と本を置いて、入浴しながら読書している人がいて、理解できた。

その他にも一人用の桶湯、日替わり湯などがある。
翌日、すぐ近くにある「北野異人館」を観光。
明治時代に欧米人が建てた西洋館が一般公開されており、神戸のメジャー観光スポット。

源泉自体はそれほど濃厚なものではないが、浴槽の種類が多彩で十分楽しめる。
宿泊代が安いのも嬉しい。神戸の繁華街からも近く、観光の基点としても活用できそう。
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