温泉名・施設名:越後とちお温泉 おいらこの湯
場所:新潟県長岡市赤谷179-2
[地図]訪問日:2012.04.21(土)
泉質:ナトリウム-塩化物泉
日帰り入浴料金:400円 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆
長岡市栃尾地域(旧栃尾市)待望の日帰り温泉施設、越後とちお温泉「
おいらこの湯」。
越後とちお温泉は、2005年に掘削に成功し、2012年4月30日に「おいらこの湯」としてオープン。
「おいらこの湯」とは栃尾の方言で「私の家のお風呂」という意味らしい。
正式名称は「長岡市高齢者センターとちお」であり、老人福祉センターの形態を取っているため、高齢者(65歳以上)の入館料は250円と安い。
温泉施設では珍しく(?)、団体料金設定があり(20人以上)、2割弱割引になる。しかし、周辺の大型温泉施設と比べると、格段に狭く、団体を受け入れるには少々難があるような…。
また、開館時間が11時にも関わらず、入浴時間が12時~というのも、ちょっと不便。
正式オープンに先立ち、4月21-22日に施設見学会が開かれ、温泉が無料開放された。
早速、無料開放の初日に訪問してみた。11時のオープン直前には行列が出来ていた。

浴場や大広間は2階にあるため、まずは2階へ。館内は外光をふんだんに取り入れられるデザインになっている。

大広間。木材を多く使用しており、温かみのある館内を演出している。
長岡産の杉を使用することで、地産地消にも貢献しているという。

なお、食堂はないが、飲食物の持ち込みは自由。
大浴場。加水なしの源泉100%を循環して使用している。
湯は少し緑がかった黄色で若干の濁りがある。少々油のような独特の臭いがし、しょっぱい。肌はつるつるする。

守門岳を望める立地条件を生かすために浴室を2階に配置したようだが、露天風呂はなく、外の生垣も高いため、眺めは良いとは言えない。
白湯浴槽(水道水を使用)。水風呂ではない(サウナもない)。
肌が弱い人にも配慮して設置していると係りの人が説明してくれた。

普段入られない女湯も見学できた。造りは男湯とほとんど同じ。

1階には家族風呂もある。最大2時間半利用できて、500~600円と格安である。

外には無料の足湯がある。地元の声を取り入れて設置することになったという。
湯口で46度、湯船で43~44度あり、ちょっと熱め。内風呂よりも濁りと臭いが強く、源泉そのままのように感じた。

帰り際、足湯が賑わっていた。すぐ隣りには刈谷田川が流れ、遠くには守門岳の雄姿が見えた。

なぜか駐車場の真ん中付近にある源泉小屋。ただでさえ駐車場が狭いのに…。

良質の源泉を使用しており、温泉好きにはお勧めである。しかし、日帰り温泉施設としての規模はそれほど大きくなく、食堂もないので、人によっては少しゆっくりしにくい印象を受けるに違いない。
あくまで、老人福祉施設であり、地域の人々の交流の場なのであろう。なお、想定している1日あたりの最大利用人数は100人である。
記事が、面白かった、ためになったと感じたら、
↓拍手をお願いします(参考&励みになります)。