温泉名・施設名:四万温泉 四万たむら(前編)
場所:群馬県吾妻郡中之条町四万4180
[地図]訪問日:2011.09.08(木)
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
日帰り入浴料金:1680円 (小タオル付き)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆☆
前項から続く(
ブログ参照)。
温泉三昧の宿、四万温泉「
四万たむら」を2回に渡って紹介する。
四万たむらは、五百年の歴史を持つ高級老舗旅館で、四万温泉の中心地、新湯地区にある。
複数の源泉を持ち、湧出量は毎分1600Lを誇る。
「
四万グランドホテル」(
ブログ参照)の姉妹館で、宿泊利用、立ち寄り利用に関わらず両宿の温泉に入ることができる。
四万たむらには「森のこだま」、「甍(いらか)の湯」、「竜宮」、「御夢想(ごむそう)の湯」、「甌穴」、「岩根の湯」、「翠の湯」の7ヶ所の浴場がある。四万グランドホテルには2ヶ所の浴場があり、計9ヶ所の温泉に入ることができる。
但し、時間帯によって清掃中の浴場もあるので、立ち寄り湯で全箇所制覇は少々難しいかも知れない。
この日、四万グランドホテルに宿泊したので、もちろん、四万たむらの温泉も利用させてもらった。
田村坂を上ると、茅葺屋根の母屋が出迎えてくれる。
この玄関は、天保5年(1834)年に建て替えられたものである。

フロント。昔ながらのお帳場の雰囲気を残す。

中の間・上段の間。こちらも天保5年(1834)年に建造されたものである。

旅館の隣りには、清流「新湯川」が流れる。奥には「弁天の滝」が見える。

たむらには、前述の通り、7ヶ所の浴場がある。浴場は離れており、脱衣場がそれぞれ別にある(御夢想の湯、甌穴は共通)。
基本は男女別であるが、「竜宮」のみ混浴である。他に有料の貸切風呂「クリスタル」がある。
全て周るつもりだったが、残念ながら、この日は「竜宮」、「翠の湯」は利用不可だった。
翠の湯以外を周ったので、順に紹介する。本項では、賓陵館にある「森のこだま」、「甍の湯」、「竜宮」を紹介する。
1ヶ所目は、露天風呂「森のこだま」。最も売りにしていると思われる浴場である。
清流と滝を見ながらの入浴は格別である。

湯はほとんど無色透明無味無臭である。
源泉は、滝の湯・竜宮の湯・旭の湯の混合泉(後述の甍の湯、竜宮も同様)。
夜は滝がライトアップされ、また別の趣がある。

2ヶ所目は、大浴場「甍の湯」。最も広い浴場である。
2層吹き抜け構造になっており、1階が男湯、2階が女湯になっている。大きな窓から光が大量に入ってくるため、明るく開放感がある。
大小2つの浴槽があり、こちらは大きい方で「ぬるめの湯」。

小さい方は「熱めの湯」。が、あまり湯温の違いは感じられなかった。

3ヶ所目は、露天風呂「竜宮」。唯一の混浴風呂である。
脱衣場はあるが男女一緒であり、また、甍の湯のすぐ隣りにあり、女性が利用するには難易度は高いか。

横を流れる新湯川が増水すると水中に沈んでしまうことから、「幻の湯」と呼ばれる。
この日は、数日前の台風で川が増水し、土砂が浴槽に入り込んだため、使用禁止。まさに幻の湯となってしまった。
次項は残りの浴場を紹介する。次項へ続く。
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