温泉名・施設名:小谷温泉 山田旅館
場所:長野県北安曇郡小谷村大字中土18836
[地図]訪問日:2012.09.29(土)
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉
日帰り入浴料金:500円 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆☆
前項(
ブログ参照)から続く。
糸魚川小谷温泉巡り6湯目は、小谷温泉「
山田旅館」。
山田旅館は小谷温泉を代表する老舗旅館で、昔ながらの湯治場の風情を残す秘湯である。日本秘湯を守る会の宿。
源泉は元湯、新湯の2つを持つ。元湯は1555年武田信玄の家臣岡田甚一郎の夢枕に立った観音様のお告げによって発見されたという。
江戸、明治、大正、平成の時代に建てられた建物が軒を連ねている。
一部の建物は登録有形文化財に指定されている。

どれがどの時代のものかは確認していないが、歴史を感じる建物に感動を覚えた。

さて、浴場は2箇所あるが、日帰り入浴は元湯を使用した内風呂のみ利用できる。
もう1箇所は宿泊客専用で、新湯を使用した内風呂と露天風呂がある。こちらは2014年6月に新しく作られた。
元湯を使用した源泉浴槽。
湯は微黄白濁しており、鉄味鉄臭がし、炭酸味もある(すっぱい)。肌がつるつるする。

寝湯。枕の部分はおそらく木なのだが、温泉成分で石化しつつある。

滝になって源泉が注がれている。上部の造りが大正ロマンを彷彿とさせる。
コップも備え付けられており、飲泉もできる。

休憩用のベンチ。
と言ってもただのベンチではない。これは前述の滝の壁にできた温泉成分の析出物の塊である。
25年物とのこと。温泉のパワーを感じずにはいられない。

山深い地域である。長野県でも屈指の豪雪地帯で、積雪は4メートルを超えるという。
にも関わらず、通年営業しているというのがすごい。

温泉ファンには、言わずがもなの温泉である。
長年入りたいと思っていた歴史のある温泉に入ることができ、大変感動した。
いつの日か宿泊して、新湯の方もあじわってみたいものである。
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