温泉名・施設名:坂井温泉 湯本館
場所:愛知県常滑市坂井西側1
[地図]訪問日:2015.12.19(土)
泉質:含鉄(Ⅱ)-ナトリウム・マグネシウム-塩化物泉
日帰り入浴料金:500円 (タオルなし)
勝手に5段階評価:☆☆☆☆☆
この日は愛知県の知多半島の湯巡りをしたので、順に紹介する。
知多半島湯巡り1湯めは、坂井温泉「
湯本館」。
知多半島は名古屋の南に位置する半島で、西岸は白い砂浜が続き、ドライブにも人気である。
海水浴場が多いが、実は温泉も多い。県下有数の温泉地である南知多温泉郷もある。
坂井温泉は海岸沿いにある温泉で、坂井海水浴場や潮干狩りで賑わう地にある。
湯元館は愛知県では珍しい含鉄の温泉である。昭和8年から温泉宿として営業している。
旧館もあるが、こちらは新館。現在は新館の浴場のみが使われている模様。

眼前は伊勢湾。中部国際空港(セントレア)や飛行機もよく見える。

浴場に入って驚いた。珍しい先客がいたからである。

(設楽焼の)タヌキが湯に浸かっていた。こういう遊び心はおもしろい。
(ここは常滑なので、常滑焼の招き猫でも良かったのではと勝手に思ったり)

なお、こちらは天然温泉は未使用である。
もう一つの浴槽が天然温泉を使用している。
湯は赤褐色に濁り、しょっぱく、強く鉄味鉄臭がする。鉄分を多く含むため、酸化してこのような色になる。

なかなかの濁り具合で、有馬温泉を思い出した。
しかし、誰だよ、このオッサン(笑)。
タヌキと言い、オッサンと言い、なかなか個性的な温泉宿である。

外には坂井温泉源泉と書かれたカエルの湯口があったが、湯は出ていなかった。

おそらく愛知県で最も湯の色に特徴のある温泉である。泉質も申し分ない。
ただ、全体的な雰囲気としては、一般向けというよりは、若干マニア向けか。
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